今年、スペースワンは創業30周年を迎えました。9月18日の記念祝賀会では、多くの皆さまにお祝いをいただき、改めて感謝申し上げます。
今回は、その30周年にちなんで社内で企画した、あるチャレンジのお話です。実はこの企画、残念ながら途中でお蔵入りになりました。ただ、私自身にとっては、なかなか良い経験になったので、ここで少し紹介したいと思います。
今年4月、創業30周年記念のプロジェクトとして企画したのが「チャレンジ30」です。「30」にちなんだ目標を立て、それぞれ挑戦してみようというもの。会社の節目を、個人が何かに取り組むきっかけにもできたら、という思いがありました。
そこで私が掲げたのは、「7月末までに、1回5km以上のランニングを30回行う」という目標です。
30回走れば、少なくとも150km。数字だけ見るとなかなかですが、4カ月あれば何とかなるはず。むしろ当初は、「5月末には終わらせよう」と、かなり強気に考えていました。
ところが、実際に始めてみると……。
4月は4回。5月は5回。
2カ月で、たったの9回です。5月末に終わらせるどころか、まだ3分の1にも届いていません。最初の勢いはどこへ行ったのでしょうか(^_^;)
「まだ期間はある」と思っていると、今日ではなく明日、今週ではなく来週になってしまう。仕事では締切の大切さをわかっているつもりなのに、自分のランニングになると、ずいぶんと都合よく考えるものです。
そこで、早期達成は諦めて、7月末までに確実に終わらせる方針に切り替えました。
しかし、6月も5回。

結局、7月1日時点で走ったのは14回。残りは16回です。3カ月かけて14回だった人間が、最後の1カ月で16回走らなければいけない。いよいよ、不安になってきました。
そもそも、社内で「チャレンジしよう」と言っている代表自身が達成できなかったら、企画としてどうなのか。これはさすがにまずい。ここでようやく、気持ちを切り替えました。
7月は、基本的に2日に1回は走る。これ以上、先送りする余裕はありません。
そう決めたものの、7月1日から3日までは海外出張で走れず、いきなり出だしでつまずきました(^_^;)
それでも、帰国後の4日、5日、6日と3日連続で走り、まずは出張中の遅れを取り戻して、気持ちの上ではイーブンに。「まだ間に合う」と、少し安心できました。
その後も、2日に1回を意識しながら、走れる日には走る。10日、11日、12日、13日は4日連続で走り、今度は少しずつ“貯金”ができてきました。
ありがたいことに、走ろうと思った日に雨が降らず、予定以上に走ることができました。
……正直に言うと、「雨が降れば、今日は走らなくてもいいな」と思っていた自分もいましたが、そう都合よくは降ってくれませんでした(^_^;)
そして後半には、23日から29日まで、なんと1週間毎日走るという人生初の経験まで(笑)。
3カ月かけて14回だった私が、まさかそんなことをするとは。月の初めには想像もしていませんでした。
振り返ると、最初から「毎日走るぞ!」と気合いを入れすぎず、「まずは2日に1回」と考えて、コツコツこなしたことがよかったのかもしれません。一回ずつ積み重ねるうちに、残りの回数への不安が、「これなら達成できそうだ」という手応えに変わっていきました。
気がつけば、7月だけで19回。1カ月の走行距離も100kmを超えていました。

4月からの合計は33回となり、無事に「チャレンジ30」を達成。最後は目標を少し上回ることができました!
当初の予定より時間はかかりましたが、1カ月で19日も走れたことは、自分でも驚きでした。4月から6月までの私に、「7月は19回走るよ」と言っても、たぶん信じなかったと思います。
そして、もう一つうれしかったのが、5kgのダイエットに成功したことです。
実は、本当は10kg減を狙っていました。こちらは目標の半分ですが、まずは5kg減ったことを素直に喜びたいと思います。自分には少し甘めの評価です(笑)。
一方で、会社としての「チャレンジ30」は、残念な結果になりました。
半数以上のスタッフが目標を達成できず、企画は途中でお蔵入りに。本来は、9月18日の創業30周年祝賀会の記念誌で、それぞれの挑戦を紹介する特集ページを組む予定でしたが、実現しませんでした。
せっかくの節目に、みんなのチャレンジを形に残したかったので、これはやはり残念です。
ただ、私自身も最後の1カ月になるまで、なかなか行動が伴っていませんでした。企画を立て、目標を決めれば、それだけで進んでいくわけではない。途中で声をかけ合ったり、進み具合を共有したりすることも必要だったのだと思います。企画する側としても、考えさせられる結果でした。
私は普段、仕事でも「まずやってみる」ということをよく言います。
今回、自分で挑戦してみて、「やる人」「やってみる人」「やれる人」は、似ているようで、意識の部分が少しずつ違うと感じました。
「やる人」は、決めたことを行動に移す人。
「やってみる人」は、できるかわからなくても一歩を踏み出す人。
「やれる人」は、経験や工夫を重ね、実際にできる力を身につけている人。
最初から全部そろっている必要はありません。やってみたから、できるようになることもありますし、続けるうちに、自分が思っていた以上のことができる場合もあります。
私にとって、7月の19回はまさにそうでした。少なくとも、走り始めなければ、この結果も5kg減もありませんでした。
だからこそ、こうした意識を持って行動する人は応援したいですね。目標に届かなかったとしても、取り組んだ中で何を感じ、次にどうつなげるかには、大きな意味があると思います。
逆に、「やらない」「やめる」「やれない」が口癖や態度に見えるとに、「大丈夫かな?」と心配にもなります(^_^;)
もちろん、事情があってできないことも、やめる判断が必要なこともあります。ただ、始める前から無理と決めたり、何となく先送りしたまま終わったりするのは、もったいない。これは、前半の私自身にも言えることです。
さて、そんなことを書いている私ですが、目標達成後の8月以降は、まったく走っていません。
達成した途端に止まってしまうあたり、偉そうなことは言えませんね(笑)。
11月あたりからは、週2回くらいのペースで再開しようかなと思っています。次は回数を達成するだけでなく、無理なく続けることも目標にしたいところです。
会社の企画としてはお蔵入りになった「チャレンジ30」ですが、私にとっては、自分の甘さと、行動すれば変わることの両方を感じる機会になりました。
創業30周年の先も、まずやってみる。その言葉を自分でも実践しながら、次の挑戦につなげていきたいと思います。

