休日は家で過ごすことが多く、年々、出かけたり新しいことを経験したりする機会が減っていると感じていました。
そこで、少しだけ自分に背伸びをさせるつもりで、「行ってみたい」「やってみたい」と思ったことは、実際に行動へ移してみることにしました。
題して、「30の『行ってみた、やってみた』」。
細かいルールは決めず、「ちょっと気になる」をきっかけに、4月から8月までの約4か月間で30個に挑戦しました。
今回は、その中から特に印象に残ったものをいくつかピックアップしてご紹介します。
「気になる」をきっかけに動いてみる
最初の「行ってみた」は、神楽坂の「AKOMEYA」。

「気になる」をきっかけに動いてみる
最初の「行ってみた」は、神楽坂の「AKOMEYA」。
このとき初めて知ったお店でしたが、少し上質でおしゃれな食品や雑貨が並ぶ店内で、仕事を通して知っていた福島の商品「かけるあおさ」を発見しました。
「ここでも売っているんだ」と驚きつつ、商品の価格帯やお店の雰囲気、訪れているお客さんを見ていると、「確かに、このお店に合いそうだな」と納得。
普段からいろいろなお店や売り場を見ることで、「この商品なら、こういう場所で売れそう」と考える視点も持てたらと思いました。

同じ日には、草間彌生美術館へ。
それまで詳しく知らなかった草間彌生さんの生い立ちや、若くして渡米したことなどを知り、その行動力と作品から伝わるパワーが印象に残りました。
4月にはほかにも、友人に誘われて富士吉田まで展示を見に行ったり、おすすめしてもらったカレー屋さんへ行ったり、仕事で「マーケティングWeek」へ行ったり。
マーケティングWeekでは、AIで歩行者の人数を自動集計し、年代なども分析できる仕組みを知りました。現代の技術はすごい。。。

行ったことのない土地へ行ってみる
5月には、これまであまり行ったことのなかった東北へ行ってみようと思い、秋田へ。
男鹿半島の寒風山は、とにかく風が強く、寒い。でも、山頂からの景色はとてもきれいでした。
秋田料理にも挑戦し、きりたんぽやハタハタを初体験。「なんでも一度は食べてみるものだな」と思いました。
6月には、友人に誘われて初めて群馬県桐生市へ。北千住から東武特急「りょうもう」に乗ったのも初めてでした。
桐生で印象的だったのは、街に関わる人たちが、それぞれ自分なりの形で地元に誇りを持って活動していたこと。

さらに、蚕を育て、その可能性をビジネスにつなげようとしている活動にも参加しました。初めは「芋虫みたいでちょっと……」と思っていた蚕も、実際に触ってみるとぷにぷにしていて、意外とかわいい。これも、やってみなければ分からなかったことのひとつです。


仕事で知ったものも、自分で体験してみる
仕事をきっかけに気になった場所にも行ってみました。
YEBISU BARや、「のもの かよひ路」での福島フェア限定メニュー。東京ステーションホテルでは、仕事で関わりのある「麓山高原豚」を使ったカレーを食べました。あっさりとした豚肉で、ぺろりと完食。
店舗の方から「好評ですよ!」と聞き、普段仕事で関わっている商品がお客様のもとへ届き、実際に喜ばれていることを知るとうれしくなりました。
また、初めてビッグパレットふくしまへ行った際には、普段は電話やメールでやり取りしている事業者の方々と直接お会いすることができ、顔を合わせて話すことの大切さも改めて感じました。

気力がある日は、一気に5か所
7月11日は、1日で5つを達成。
台湾料理店で豆花を食べ、アーティゾン美術館へ。その後「赤坂アドレスビル解体祭」、初めてのLUSH、最後は上野でクレープと、かなり詰め込みました。中でも面白かったのが、赤坂アドレスビル解体祭。解体予定の建物だからこそ、子どもたちが壁や自分の体に自由に絵を描くことができる。「解体」に「体験」を組み合わせることで、人が集まる企画になる。その発想が印象に残りました。
アーティゾン美術館では、ソットサスが参加したデザイングループ「メンフィス」にまつわる「機能は存在すること」という言葉が印象的でした。
実用性だけではなく、そこにあること自体が機能になる。展示されていた作品にも、それくらい強い存在感がありました。



30個目は、初めてのサッカー観戦
30個目は、広島のピースウイングで初めてのサッカー観戦。
驚いたのは、試合だけではなく、スタジアム全体で観戦を楽しませる演出がたくさんあったことです。
ペンライトが会場全体で連動する場面もあり、まるでライブのような一体感。
「サッカーを見る場所」というイメージでしたが、実際に行ってみると、試合以外の時間も含めて楽しめる一つの大きな体験になっていました。

まとめ:「気になる」は、日々の種まき
30個を振り返ると、美術館、展示、飲食店、旅行、屋形船、蚕、サッカー観戦……と、内容はかなりバラバラです。
ただ、ここ数年、「気になる」と思って見たり聞いたりしたことが、後になって思わぬ形で仕事や人とのつながりに結びつくことがあると感じています。
以前見たものが企画のヒントになったり、旅先で聞いた話が、後になって仕事で聞いた話とつながったり。何がどこでつながるかは、そのときには分かりません。
だからこそ、「ちょっと気になる」と感じたものに実際に触れておくことは、日々の小さな種まきなのだと思います。
このチャレンジを始めてから、「今日は一日中寝ていたい」と思う休日でも、「ちょっと行ってみようかな」と考えることが以前より増えました。
30個は達成しましたが、行ってみたい場所も、やってみたいことも、まだまだあります。
これからも無理のない範囲で、「気になる」をそのままにせず、まずは行ってみる、やってみる。そんな小さな種まきを続けていきたいと思います。

