水中ドローン総合イベント「OceanBiz」山口開催へ。市場を動かす“場”を作りたい

こんにちは。スペースワン ドローン事業部の Ooteyama です。

私は日本水中ドローン協会としての活動をお伝えすることが多いのですが、それには理由があります。スペースワンは、一般社団法人日本水中ドローン協会の事務局運営を担い、水中ドローンの普及、人材育成、認定スクール展開、そしてイベント企画まで、実務側として深く関わっています。今回ご紹介する OceanBiz2026 in YAMAGUCHI も、その取り組みの一つです。

OceanBizは、静岡県で開催されてきた水中ドローン・水域ロボティクスの総合イベントとして育ってきました。その取り組みを今年はさらに広げる形で、新たに山口県岩国市でも開催できることになりました。

昨年の静岡開催の雰囲気は、ぜひダイジェスト動画でご覧ください。展示だけでなく、実際に“動くところ”まで見られることも、OceanBizの大きな強みです。

1.OceanBizは「展示だけで終わらない」イベントです

OceanBizの一番の強みは、展示だけで終わらないことです。
製品展示に加えて、大きな水槽や実海域での製品デモを多くの出展者が行うことで、来場者は、実際にどう動くのか、どんな場面に向いているのかを、その場で比較しながら見ることができます。
水中ドローンは、スペック表や写真だけでは伝わりにくい製品です。だからこそ、実際に動くところを見られること、しかも複数の製品やサービスを一挙に比較検討できることが、OceanBizの大きな価値だと思っています。OceanBizは、単に機材を見せる場ではありません。この技術が自分たちの現場でも使えるかもしれない、と思ってもらうための場です。少しでも水中ドローンを知ってほしい、興味を持ってほしい、そして実際に使う側が増えてほしい。そんな思いを込めて続けているイベントです。

屋外デモの様子(静岡開催)
屋内展示の様子(静岡開催)

2.OceanBizのはじまりについて

日本水中ドローン協会として市場拡大や普及活動を進める中で、これまでは体験会などの入口づくりに力を入れてきました。それも大切な活動ですが、次に必要だと感じていたのが、実際にビジネスとして活用する人を増やし、繋ぐ場でした。新しい技術は知ってもらうだけでなく、導入する人がいて、仕事として回り始めて初めて市場になっていくからです。そのためには、実物を見て比較し、相談できるBtoBの横断的な場が必要でした。

みなさんもご存じの通り、弊社代表の小林はよく海外の展示会に視察に行っては、現地の最先端トレンドや情報をたくさん収集してくるのですが、そのうちの一つにイギリスの「Oceanology International」という世界最大級の海洋テクノロジー展示会があります。小林からその「最先端の展示+体験型デモ」の話を聞き「これだ」と思っていました。
そこから日本で同様のモデルができないか虎視眈々と機会を伺ってました。

だからこそ、OceanBizは通常の展示会とは少し空気が違います。もともと関心の高い方や、海・インフラ・点検などで課題感を持っている方が集まりやすいため、出展者の方からも「話が早い」「商談が進みやすい」と嬉しい評価をいただいています。

多くの機体・製品が集合します。

3.山口開催だからこそ作れる価値

今回の会場は、岩国海洋環境試験評価サテライト(IMETS)です。さらに、第11回水中ロボットフェスティバルや水中科学教室との併催という形で開催されます。

この組み合わせには大きな意味があります。学生、企業、自治体、関連団体など、さまざまな立場の参加者が混ざり合うことで、新しい出会い、業界の攪拌、学生の進路や採用、学生の技術を社会に見せるきっかけづくりなど、いろいろな可能性が生まれるはずです。

また、今回は西日本エリアでの開催でもあります。これまで静岡開催に足を運びづらかった方にとっても、水中ドローンや水域ロボティクスの“今”を実際に見られるチャンスになります。

現時点で、メーカー、サービス事業者、関連団体、自治体を含めて16社以上の出展を予定しており、濃く、近く、リアルな情報が集まる場になると考えています。

会場となる岩国海洋環境試験評価サテライト大水槽(IMETS)

4.こういう場づくりも、スペースワンの価値だと思っています

静岡県のご理解とご協力、そして山口県・岩国市のご協力のもと、OceanBizは少しずつ開催の幅を広げてきました。今では他地域の自治体や団体からも、OceanBizの事業モデルについてご相談やお声がけをいただくようになっています。それだけ、この取り組みやこの業界に対して注目を持っていただけるようになってきたのだと感じています。

良い製品や技術があっても、それを知る機会、比べる機会、話せる機会がなければ、なかなか広がっていきません。だからこそ、展示とデモを掛け合わせ、出展者と来場者がその場でつながれるイベントを作ること自体にも、大きな意味があると思っています。

こういう場を作れること、人と技術をつなげられることも、スペースワンの価値の一つだと私は思っています。

5.ぜひ、OceanBiz会場へお越しください

OceanBiz2026 in YAMAGUCHI は、2026年8月7日・8日に開催します。
水中ドローンや水域ロボティクスに詳しい方はもちろん、新しい技術がどのように産業や現場に入っていくのかを見てみたい方、海やインフラ、ロボティクスの分野で何が起きているのか知りたい方にも、ぜひ来ていただきたいと思っています。
ぜひご登録のうえ、ご来場ください。

【開催概要】
名称 :OceanBiz2026 in YAMAGUCHI
会期 :2026年8月7日(金)・8日(土)10:00~16:00※デモは11:00~15:00を予定
会場 :岩国海洋環境試験評価サテライト(IMETS)
主催    :一般社団法人日本水中ドローン協会
共催 :山口県、岩国市
内容 :水中ドローン・水中ロボット・海洋技術に関する展示、実機デモ、技術交流等
併催 :第11回水中ロボットフェスティバル(主催:NPO法人水中ロボネット)
     水中科学教室(主催:岩国市科学センター)

OceanBiz2026 in YAMAGUCHi ホームページ

OceanBiz2026 in YAMAGUCHI 特設ページ:https://japan-underwaterdrone.com/oceanbiz2026-yamaguchi/

来場登録URL(無料・要事前登録):https://eventregist.com/e/iotd2026

もちろん、静岡開催も予定しています。今年の山口開催をきっかけに、OceanBizという取り組み自体をさらに広げていけたらと思っています。

まとめ

日本水中ドローン協会としては、立ち上げ当初から小規模な体験会や子ども向けの取り組み、普及活動、人材育成など、地道で細かな活動を一つずつ積み重ねてきました。そうした地道な取り組みを着実に続けてきたからこそ、今、OceanBizのようなBtoBイベントが少しずつ形になり始めているのだと思っています。

しかしこうした前例のない事業にも苦労はあります。本来はチームでできる仕事・体制にしていくべきですし、そうできるだけの市場規模や商機として認められる状態にしていきたいと思っています。

当事者であり、こうした取り組みを組み立てていく立場でもあるものの、厳しい見方をすれば、それ自体が今の市場の現状なのだと思っています。だからこそ、この取り組みを一過性で終わらせず、イベントとしても市場としても価値を高めながら、きちんとチームで組み立てていける仕事へ育てていきたいと思っています。

よく「これから伸びる市場ですね」と言っていただくことがあります。ありがたい言葉ではあるのですが、裏を返せば、まだまだ努力が必要な段階だということでもあると思っています。だからこそ、知ってもらうだけでなく、使う人を増やし、仕事として成立する場を増やし、市場としての厚みを作っていく努力を、まだまだ続けていかなくてはいけないと感じています。

8月7日・8日は、ぜひ岩国でその熱量も感じていただけたら嬉しいです。