空中×水中ドローンの同時運用。現場で気づいた自分の課題と可能性

こんにちは、ドローン事業部の市川です。

今回は少し特別な業務のご報告です。私が空中ドローンを、別のスタッフが船上から水中ドローンを担当し、2機を組み合わせた海での現場に臨みました。スペースワンとして初めての試みです。

やってみて初めて気づいたこと、正直に言うと苦労したこと、そしてこの経験を通じて感じたことを、ありのままにお伝えしたいと思います。

「空と水中を同時に」という発想

水中ドローンには、空中ドローンとは異なる大きな制約があります。以前のブログでもお伝えしましたが、水中ではGPSが届かないということです。つまり、機体が今どこにいるのか、座標として把握することができません。

そこで今回試みたのが、空中ドローンと組み合わせた方法です。担当スタッフが船の上で水中ドローンの操縦にあたり、私は空中ドローンを指定の座標まで飛ばしながら上空から位置を確認して、船上のスタッフに指示を出す。そうすることで、GPSが使えない水中でも、より正確な場所の調査ができるのではないかというのが今回の試みでした。

ただ、その都度手作業で座標を確認しながら指示を出していては効率が悪い。そこで今回はウェイポイントを活用して、事前に必要な座標を設定しておく方法をとりました。この準備があったことで、現場での動きはずいぶんスムーズになったと思っています。

やってみて初めてわかったこと

実際に現場に出て、まず感じたのは「空中ドローンの操縦と、チームへの指示を同時にこなすことの難しさ」です。
空中ドローンは、風の影響、飛行ルール、バッテリー残量。常に複数のことを意識しながら動かします。さらに今回は操縦しながら、船上のスタッフへ位置情報を伝える役割も担っていました。「今どこにいるか」を正確に把握して、的確なタイミングで指示を出す。自分の操縦に集中しながら同時にコミュニケーションをとり続けることが、思っていた以上に難しいと感じました。
ただ、正直に言うと、今回同行したのは自分より経験豊富なスタッフたちでしたが、その方たちが自分の指示で動くという緊張感は、なかなかのプレッシャーでした。振り返ってみると、もっと積極的に指示を出せたらよかったと感じています。空中からの情報が頼りの水中ドローンチームにとって、「今どこにいるか」「機首方向は正しいか」が曖昧なまま作業を続けることは、不安や疑念につながります。指示が遅れたり少なかったりすることで、バッテリーや作業時間のロスにもなる。

水中チームを引っ張っていく勢いで指示を出すことが、自分の役割だったと今は思っています。これは次回への大きな反省点です。

また、海という環境の変わりやすさにも改めて驚かされました。潮の満ち引き、波の高さ。これらは計画通りに制御できるものではありません。

空中ドローンが問題なく飛べる穏やかな天候でも、波が落ち着いているぶん水面の光の反射が激しくなり、上空から正確な位置を確認して指示を出すのが難しくなることがある。海という環境の奥深さを、改めて感じました。

「初めて」だから言えること

今回はスペースワンとして初の試みだったので、うまくいったことばかりではありません。事前の準備が足りなかった部分、現場での判断に迷った場面。振り返ると「次はこうしよう」がいくつも出てきます。

中でも印象に残っているのが、飛行中に機体と送信機の伝送が途切れるというアクシデントが発生したことです。原因の特定から対応まで、スムーズにいかない場面があり、焦りを感じました。こういった不測の事態に落ち着いて対処できるかどうかが、プロとしての実力だと痛感しています。

うまくいかなかった点は反省として受け止め、次に活かしていきたいと思っています。今回の現場は、自分の今の実力を改めて確認できる機会になりました。次はもっと効率よく、落ち着いて業務を進められるように。今後の現場への向き合い方を、改めるきっかけとなりました。

この経験を、次につなげるために

今回の現場を経験して、改めて感じたことがあります。どんな現場でも大切なのは、クライアントが何を求めているかを正しく理解すること。その上で、自分が提供できるベストを考え、提案していくことだと思っています。

空中・水中、どちらのノウハウも持つスペースワンだからこそできる提案がある。今回の経験はその可能性を実感できた機会でもありました。そんな会社の一員として、日々精進していきたいと思っています。

まとめ

今回の経験はまさに、やってみなければわからないことだらけでした。まだまだ学ぶことだらけですが、こうして新しい現場に挑戦できる環境に感謝しながら、これからも一歩ずつ成長していきたいと思います。