成果を出し続ける人は「休み方」がうまい。パフォーマンスを高めるリフレッシュ術

仕事で成果を出そうとすると、目の前のタスクに集中するあまり、気づかないうちにオーバーワークになってしまうことがあります。

必要に迫られている場合はもちろん、作業が波に乗っていると、特に頑張りすぎている意識もないまま休息を後回しにしてしまうこともあるでしょう。

ですが集中力や判断力は、気合いだけで維持できるものではありません!適度にリフレッシュを取り入れることで、仕事の質は大きく向上します。

今回は、仕事中にできる工夫と自宅で実践できるリフレッシュ方法をご紹介します。

「リフレッシュ」といっても、忙しくてなかなかそんな時間は取れないと思われるかもしれません。ですが実際には、忙しい人ほど意識して取り入れるべきものなのです。
休憩を取らずに忙しさの中で仕事を続けていると、集中力や判断力は徐々に低下していきます。本来であれば起こらないようなミスをしてしまったり、判断が雑になったり、想定以上に時間がかかったり……
一見するとフル稼働で効率的に見えますが、実際には適度に休憩を挟んでいる場合と比べて、成果に大きな差が出ないどころか、かえって非効率になることもあるようです。

逆に、短時間でも時間を取れれば、上手に気持ちを切り替えられたり、周囲とのコミュニケーションを取れたりして、その後のパフォーマンスにもいい影響を及ぼしたりします。
リフレッシュは「ただの作業の中断」「余計な時間」ではなく、次の成果に繋げる大切な準備のひとつなのです。

仕事中に出来るリフレッシュ

– ①席を立って、視点を変える –

ひとつ目は、とてもシンプルですが、一度席を立つことです。
長時間同じ姿勢で画面を見続けていると、身体だけでなく思考も固まりやすくなります。そういうときは、1~2分でもよいので立ち上がって歩いたり、窓の外を眺めたり、飲み物を取りに行ったりするだけでも、頭の中が整理され、行き詰まっていたことが不思議と前に進むことがあります。
特におすすめなのが「手を洗う」こと!冷たい水に触れることで、交感神経が軽く刺激されるため気分が切り替わりやすくなり、短い時間でかなりリフレッシュ感が得られます。身体の動きに連動して気持ちが変化するという考え方は、心理学でも「身体フィードバック」として知られているそうなので、私もよく実践しています。

– ②香りや味で、スイッチを切り替える –

ふたつ目は、飲み物やちょっとした甘味を使って、意識的にスイッチを切り替えることです。
たとえば、午後の集中力が落ちやすい時間帯に、コーヒーをゆっくり飲む。あるいは、飴やチョコレートを楽しむ。それだけでも、惰性で仕事を続ける状態から、一度リセットして再スタートしやすくなります。

「ふくしま市場」で取り扱い中のダンク式コーヒーバッグ。ティーバッグのようにカップに入れて上からお湯を注ぐだけで美味しいコーヒーが入れられます。浸す時間と上下に揺り動かす(ダンク)回数で濃さを調整して好みの味わいに。

自宅で出来るリフレッシュ

– ①“仕事を引きずらない時間”をつくる –

まず意識したいことは、「仕事のことを考えない時間」をつくることです。仕事を頑張る人ほど、家に帰ってからも頭の中でその日のやり取りや明日の予定を考え続けてしまいがちです。
もちろん責任感があることは大切ですが、常に「仕事スイッチ」が入ったままだと、疲労は抜けにくくなってしまいます。
帰宅後は「これをしたら仕事モードを終える」というルーティンを決めておくことで、意識的にオン・オフを切り替えていきましょう。
たとえば、デザートを食べる、好きな入浴剤やエッセンシャルオイルなどで香りを楽しむ、10分だけ本を読む、音楽を聴きながらアイマスクをする、といったことです。

「ふくしま市場」で取り扱い中のエッセンシャルオイル。ラベンダー、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、ハッカの5種類の香り。こちらの商品をご購入いただくことで、障がい者の雇用支援にもつながります。

個人的には、オフモードになるとついついスマホに手が伸びてしまうのですが、日中パソコンに向き合っている分、目や頭をしっかり休めるためにも、あえてスマホから少し離れて、気持ちの切り替えを意識したいところです。

– ②明日の自分を助ける“10分の準備”をする –

最後に、寝る前に明日の準備をすることです。
これは一見、リフレッシュとは逆のように感じるかもしれません。ですが、簡単にでも「準備をした」という状態を作ることで、考えすぎる思考を止めて、気持ちを落ち着けやすくなります。
たとえば、明日の最優先事項を3つだけメモしておく、鞄の中を整える、着る服を決めておく……それだけでも翌朝の動き出しがスムーズになります。

ある研究では、人間は1日でおよそ3万5,000回ほども何かを選択し、決断していると言われています。
話すことや食事、移動、体の動作など、日常のあらゆる場面で小さな選択を重ねているため、それが積み重なると判断の負荷が大きくなり、いわゆる”決断疲れ”を起こしてしまうのだそうです。
寝る前にひとつ、ふたつだけでも事前に決めておき、朝の忙しい時間帯の意思決定を減らしておく。すると少しの余裕が生まれ、気持ちの面でもスムーズに仕事に入りやすくなります。
そして「翌朝が少し楽になったな」と思うことで、よりリラックスした質の良い睡眠にも繋がるでしょう。

まとめ
仕事の効果的なリフレッシュは、単なる息抜きではなく、次の成果につなげるための大切な準備です。
仕事中であれば、席を立って視点を変えること、飲み物や軽い甘味で短時間に気持ちを切り替えること。自宅であれば、帰宅後に仕事モードを終える習慣をつくること、そして翌日の準備を少しだけ済ませて安心して休むこと。こうした小さな積み重ねが、集中力や判断力の安定につながります。

長く活躍している人ほど、自分なりの上手なリフレッシュ方法を知っているもの。今回挙げた4つ以外にも、周囲の人がどんな工夫をしているのかを尋ねてみると、自分の働き方を見直す良いきっかけになりますし、会話そのものが「リフレッシュ」になることもあります。意外と身近なところにヒントがあるのかもしれません。