水中ドローンを売ってるだけ? いいえ、実際はもっといろいろやってます。

こんにちは。スペースワン ドローン事業部のOoteyamaです。
「何の仕事をしているんですか?」と聞かれると、私はよく「水中ドローンの仕事をしています」と答えます。
もちろん、水中ドローンの販売は大切な仕事です。
でも実際には、販売、レンタル、デモ、現場対応、講習、修理、海外メーカーとのやり取りなど、やっていることはかなり幅広い。
今回は改めて、私たち「水中ドローン屋さん」の仕事をご紹介します。

1.まずは「何をしたいのか」から考える

水中ドローンといっても、使う場所や目的によって必要な機材は変わります。CHASINGのように手に取りやすい水中ドローンで対応できることもあれば、DeepTrekkerのような産業用ROV、イメージングソナー、PIPETREKKERが必要になることもあります。

また、最初は購入のご相談でも、内容を伺う中で、デモ、レンタル、業務委託によるオペレーションをご提案することもあります。「何をしたいのか」から考え、製品だけにとらわれず、いろいろな方法をご提案する。これも私たち「水中ドローン屋さん」の仕事です。

2.売るだけではなく、自分たちでも使う

私たち自身が機材を使い、現場へ行くことも大きな特徴です。デモ、撮影、調査、点検などで実際に水中へ機材を入れてみると、カタログだけでは分からないことがたくさんあります。濁り、流れ、対象物への近づき方など、現場で得た経験が次の提案にもつながります。そして導入後も、操作方法や講習、運用相談、メンテナンス、修理、メーカーへの技術確認などを行います。「買っていただくこと」で終わらず、その先で実際に使っていただくところまで。そこも私たちが大切にしている部分です。

3.機材だけではなく、「人」を育てる

水中ドローンやROVも、それを扱える人がいなければ活用は広がりません。スペースワンが事務局運営を担う一般社団法人日本水中ドローン協会では、「水中ドローン安全潜航操縦士」などを通じた人材育成にも取り組んでいます。

そして今、さらに次の世代へ広げようとしているのが「SeaPerch」です。SeaPerchは、米国のRoboNationが展開するSTEM教育プログラム。子どもたち自身が水中ロボットを作り、実際に動かしながら、科学・技術・工学・数学だけでなく、試行錯誤、課題解決、チームワークなどを学びます。年間25万人以上の生徒が参加しているプログラムで、今年は私も米国へ行き、「International SeaPerch Challenge」を実際に視察してきました。

約200チームが集まった会場の熱気や、子どもたちが本気でロボットづくりや競技に挑む姿は、とても印象に残っています。その様子は、一緒に現地へ行った弊社ドローン事業部マネージャーのOTANIが、社員ブログで分かりやすくまとめてくれています。

■世界25万人が学ぶSeaPerchを視察してきました
https://spacexone.com/blog/4090/

■世界200チームが熱戦!水中ロボット競技会「SeaPerch Challenge」その②
https://spacexone.com/blog/4232/

■ぜひ日本でも!話を聞いて分かったSeaPerchプログラムの魅力(最終回)
https://spacexone.com/blog/4359/

写真からも現地の熱気を感じていただけると思いますので、ぜひご覧ください。現在、日本の成長戦略でも「海洋」は重要な分野の一つとなっており、その先を支える人材育成も大切なテーマです。

私自身、ものづくりを通じて、子どもたちが自分で考え、試し、失敗し、仲間と一緒に改善していくSeaPerchは、今の日本にこそ必要なSTEM教育プログラムの一つではないかと感じています。日本水中ドローン協会でもRoboNationとの連携をスタートし、日本での展開に向けて、現在かなりの急ピッチで事業を組み立てています。

こちらもぜひ楽しみにしていてください。
……準備している側は絶賛白目です(笑)。

[参考ニュース]RoboNationとの連携について https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000418.000045277.html

[参考ニュース]日本水中ドローン協会からのお知らせ https://japan-underwaterdrone.com/news/20260114/

4.気づけば「水中ドローン」だけでもなくなってきた

水中ドローンから始まった仕事も、今では業務用ROV、ソナー、管路点検ロボット、各種センサーへと広がっています。最近では、取得したデータをどう見せるか、どう使いやすくするかまで考える機会も増えてきました。
それでも私は、まとめて「水中ドローン屋さん」と呼ぶのが結構好きです。「水中でこんなことをしたいんだけど、どうすればいい?」
そんな相談に、全員がいろんな観点・角度から「それなら、こんな方法があります」と答えられる。そんなチームでありたいと思っています。

まとめ

水中ドローンを売る。貸す。試す。現場で使う。教える。直す。そして今では、次の世代へ水中ロボットを通じて社会を生きる力を伝えるところまで仕事が広がってきました。だから私は、「水中のことで困ったら、まずスペースワンに聞いてみよう」と誰にでも思っていただけるチームにしていきたいと思っています。
そして、これは私個人の願望ですが、このチームをもっと大きく、もっと強くしていきたい。それぞれの得意分野を掛け合わせながら、水中の現場で頼っていただける「水中ドローン屋さん」を目指していきます。

ちなみに、水中ドローンの仕事を始めてから、私自身もすっかり水中に興味を持つようになりました。気づけば潜水士を取得し、40mまで潜れるライセンスまで取得。
仕事で私自身が潜っているわけではありませんが、プライベートではとうとう自分まで潜るようになってしまいました(笑)。

水中ドローンを潜らせる仕事を始めたはずなんですけどね……。
そんな「水中ドローン屋さん」を、これからもよろしくお願いします。