インフラ維持管理の現場で広がる水中ドローン活用とスペースワンへの期待

当社は関西電力グループの環境、土木、建築の3部門を担っている関西電力100％出資の子会社です。私が所属する土木部門は、構造物の維持管理が主体で、私自身は構造物の点検・診断を専門に行っています。

当社は平成元年から水中ロボットを導入しており、7～8年前からDX導入の一環としてドローン（UAV）やロボット、画像診断などのデジタル技術を活用しています。そのなかで「水中ドローン」があることを知り、使えるかもしれないから試してみようという話になりました。

取引先の一社からCHASINGの水中ドローンを勧められ、スペースワンさんの存在を知りました。実は、当時すでに別メーカーの水中ドローンを使っていましたが、より使いやすい機体を探しており、最終的にCHASING製品の導入を決めました。最初はどんな会社か分からなかったのですが、話をしてみると販売だけでなく、現場での支援までしてくれる会社だと分かり、その取引先経由で仕事をお願いする流れになりました。

CHASINGを選んだ理由は、操作性の良さとバッテリー交換が可能な点です。当初使っていた機体は本体充電のため長時間の現場作業には向きませんでしたが、CHASINGはバッテリーを交換するだけで作業を継続できるので、1日の点検業務にも十分対応できました。この“現場で使える”という点が、最も大きな違いでした。

現在は、いろいろな現場でCHASINGを活用しています。1日の現場で最低でも6時間は稼働させる必要がありますが、予備バッテリーを準備すれば終日運用が可能で、非常に実用的です。社内でも「操作性や現場対応力が高い」と評判で、実際ほかにも色々試しましたが、操作性や運用のしやすさを考えるとCHASINGしか使わなくなりました。わざわざ10万円ほどかけて専用ケースを作ったほどです（笑）。現在は簡単な作業なら自分たちで行っていますし、難しい作業なら御社をはじめ専門の事業者さんに依頼して点検してもらっています。

現場で作業を一緒に行っていると、とにかく一生懸命やっていただけると感じています。真夏のピット作業など過酷な環境も多く、機材だけでなく人の体力面でも工夫が必要です。それでもスペースワンさんのスタッフは前向きで、炎天下でも明るく動いてくれる姿が印象的でした。

また展示会や現場での対応を見ていても、チームの一体感を感じます。あと展示会での演出も創意工夫を感じます。水槽を設置したり、ブースの統一感のある演出は、当社も展示に出展することがあるので、参考にさせていただいています。