福島県郡山市に本社を構える 株式会社柳田産業様 は、産業廃棄物の収集・運搬・中間処理を中心に、リサイクル・改良砂事業など環境保全に関わる幅広い分野で地域を支える企業です。 「廃棄物を処理する」だけでなく、「どう再利用されていくか」を可視化する――。 “見せるリサイクル”をテーマに、循環型社会の実現を目指すその姿勢は、地域の信頼を集め続けています。 今回は、WEBサイト・会社案内の制作を通じて感じた効果や、リサイクル事業に込めた想いについてお話を伺いました。
聞き手:Yoshida ライター:Yoshida

WEBサイト導入のきっかけは?
当時は営業担当が少なく、飛び込み営業をしてもなかなか成果に結びつかない状況でした。
「必要な情報を、必要な人にきちんと届けたい」——そんな思いからきちんとしたWEBサイトの導入を決めたんです。「無駄な動きが減って、事務員でも一次対応ができるようになったのは大きかったですね。」WEBを通じた問い合わせ対応が可能になったことで、社内体制の整備にもつながり、「見せる営業」へとシフトする大きな転機となりました。
スペースワンにWEBサイト制作を依頼した理由と制作中の印象を教えてください
実は、スペースワンに依頼する前は他社に依頼していたものの、更新が難しく、サービス面に不安があったんです。
そんな中、機電エンジニアリングの小林会長とのご縁がきっかけで、スペースワンへ相談しました。当初は思い通りにいかない部分もありましたが、営業担当と対話を重ねながら少しずつ理想の形に仕上げていったんです。さらに、ドローン撮影で施設全体を空から見せることが出来ました。施設のスケール感や、安全に運営していることが伝わる良いきっかけになりましたね。

公開後の反応と、見えてきた新しい課題
当時のリニューアル後は、明らかに反応が変わりました。
「問い合わせの数が増えた」「大手企業からの相談が来た」など、目に見える効果がありましたよ。
一部上場企業からの問い合わせもあり、WEBサイトをきちんと運営することで信頼度が上がったと感じました。
今のサイトも10年が経ち、改めてリニューアルする時期だと考えています。
新しい設備の紹介や、進化しているリサイクル技術をより分かりやすく伝えていきたですね。

“見せるリサイクル”という挑戦
柳田産業がいま力を入れているのは、リサイクル率のさらなる向上。
廃棄物を「処理する」だけでなく、「どう再利用されているか」を明確に見せる。そんな“見せるリサイクル”を目指しています。リサイクルしています、だけじゃダメ。どこへ行って、どう再利用されているのかまで伝えたいんです。
また、建設発生土を再利用する「改良砂」の取り組みも進めています。
山砂を掘る量を減らし、再生素材で代替する取り組みです。運搬コストの削減にもつながるなど、環境と経済の両面でメリットがあります。


これからのWEBに求めるもの
今後は、子どもからお年寄りまで誰が見てもわかるような“やさしいWEBサイト”にしていきたいんです。例えば、紙くずやプラスチックなどが、どの施設でどう処理されているか。今後はそういった“リサイクルの流れ”をホームページ上でも見せていきたいと思います。
リサイクルを“見せる”会社にして、子どもでも分かるように、循環の仕組みをきちんと発信していきたいですね。ちょうどそのために、スペースワンに相談しているところです。
最後に、御社のPRをお願いします
リサイクルだけでなく、地域行事や環境イベントへの協力など、地域とのつながりを大切にしているのも当社の大きな特徴です。
地元の祭りや学校行事への協賛、関連会社によるキッチンカー出店など、「地域に根ざした企業」としての活動にも力を入れています。リサイクルを通して地域に恩返ししたい。子どもたちが“資源の大切さ”を感じられるような活動をこれからも続けていきたいです。
【会社概要】
企業名:株式会社 柳田産業
代表者:代表取締役 柳田栄喜
住 所:〒963-0212 福島県郡山市逢瀬町河内字町東188番地
事 業:産業廃棄物処理業/解体処理業/建設業
URL:https://www.yanagitasangyou.co.jp/

インタビューを終えて
取材を通じて強く感じたのは、「リサイクル=処理」ではなく、“循環を見せる”という柳田産業さんの思いでした。
取材中も柳田社長は終始穏やかで、言葉の一つひとつに「地域を想うあたたかさ」を感じました。今後のWEBサイトのリニューアルを通じて、この“柳田産業の見せるリサイクル”をたくさんの方々に届くよう、私自身も丁寧に発信のお手伝いをしてまいります。