こんにちは!ドローン事業部のYamadaです。
突然ですが、皆さんは普段「電波」を意識して生活することはありますか?
電波は目に見えないため、常に意識して生活しています!という方は、あまりいらっしゃらないですよね?

ただ、ドローンを飛ばす上では「電波」が欠かせません。
今回は、ドローン操縦者の視点から「電波」についてみていきたいと思います。

■そもそもの話・・!

ドローンは電波で飛んでいます。
スティック操作で動いているように見えますが、実際には送信機から発信された電波を機体が受け取り、その指示に従って飛行しています。
さらに、機体に搭載されたカメラの映像も、電波によって操縦者の手元へ送られてきます。
つまり!
ドローンは「電波が安定して届いていること」が大前提に成り立っている機器なんです!

■電波の種類

そんなドローンは、主に2種類の電波が使われています。
・操縦用の電波
 送信機(プロポ)から機体へ、「前進」「上昇」「旋回」といった指示を送る電波です。
・映像伝送用の電波
 機体のカメラが撮影した映像を、手元のモニターやスマホに送る電波です。

これらの電波には、周波数帯というものがあります。よく使われるのは「2.4GHz」や「5.8GHz」といった帯域です。
簡潔に言ってしまえば、「電波にも様々な種類がある」ということです。
ただ、ドローン専用電波!という訳ではなく、Wi-FiやBluetooth、電子レンジやテレビなどにも使用されています。

■気を付けよう!ドローンの電波干渉!

「機体の調子が悪い」「操縦がうまくいかない」と感じた時、それはもしかしたら「電波」が原因かもしれません。
電波は、通信機器同士の無線電波がぶつかることで、互いに影響を及ぼす性質をもっています。これを「電波干渉」といいます。ドローンの飛行中に電波干渉が起きてしまうと、墜落や紛失につながるリスクがあります。そのため、電波干渉には十分に注意する必要があります。

■電波干渉対策!

電波干渉は、完全に防ぐことはできません。
しかし、事前の確認と飛ばし方の工夫で、リスクを大きく下げることは可能です。
操縦者が実践できる基本的な対策を紹介していきます!

①「飛行する場所」を確認せよ!
まず、大切なのは飛行する場所です。
高圧電線や携帯基地局など、電波の発信源に近い場所での飛行は、
電波に影響を及ぼす可能性が高いです!
周囲にそういったものがないか、事前に確認する必要があります。

また、建造物などの周辺での飛行にも注意が必要です。
ドローンと送信機の間を飛ぶ電波が、建物や地面、金属などに反射して、遠回りしながら届いてしまう現象のことを「マルチパス」と言います。
飛行時にマルチパスが起こると、映像がカクついたり、通信が不安定になったり、操縦の反応が遅れたりするなどの影響を及ぼします。
飛行する前に、飛行する場所を確認する!これが重要です!

②「事前にできる設定」を確認せよ!
飛行する前に「フェールセーフ機能」「ジオフェンス」の設定を確認しておきましょう。
フェールセーフ機能とは、ドローンの操縦や通信に異常が起きたとき、事故を防ぐために自動で作動する安全機能のことです。
バッテリーの残量が僅かになってしまったり、電波が途絶してしまったり・・・、その際にどのような挙動をするか、事前に設定しておけます。
自動帰還(リターントゥーホーム)に設定しておけば、もし電波を受信できなくなっても機体を離陸地点に帰還させられます!
また、飛行範囲を制限しておくことも重要です。ジオフェンス設定といい、最大水平距離や最大高度を事前に決めることができます。
ドローンが飛行する範囲を制限することで、遠くに行き過ぎるのを防ぐことができます。

③異変を見逃すな!
電波が不安定になると兆候が見られるので、異変を見逃さないことが大切です。
電波が不安定な際に現れる兆候はさまざまあり、具体的にはモニターのコマ落ちやフリーズ、グリーンのノイズ、画面が真っ黒になるといった例が挙げられます。
こうした異変が見られたら、速やかにドローンを回収しましょう。
無理に飛行させ続けると、電波干渉による事故につながるかもしれません。

■ドローンパイロットのみなさまへ
ドローンを飛ばす上では「電波」というのは欠かせません。ただ、「電波」というのは万能ではありません。
常に意識するのは難しいかもしれませんが、「電波は万能じゃない」ということを知っておくだけで、大きな事故を防ぐことにつながるかもしれません。
ドローンパイロットの皆さまは、ぜひ、電波について学んでみてはいかがでしょうか?
(Yamadaは、第三級陸上特殊無線技士を取得するため、電波について勉強中です!)
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
次回、Yamadaは第三陸特を取得できているのか!?お楽しみに!