ふとした気づきがつなぐ、福島の魅力

はじめまして。
販売事業部のKawauchiです。私は自社ECサイト「ふくしま市場」のSNS広報を担当しており、Instagram・FacebookやXを中心に、福島県産品やイベントの情報を発信しています。

福島との接点がなかった入社当初

実は、スペースワンに入社するまでは福島との接点がほとんどありませんでした。
そのため、入社して間もない頃は「福島の何をどう伝えればよいのだろう」と迷うことも多くありました。

右も左も分からない中で、まず知ったのは、福島は「浜・中・会津」という三つの地域に分かれており、それぞれ気候が異なること。さらに「いかにんじん」「こづゆ」「あんぽ柿」「サンマのポーポー焼き」など、初めて耳にする・目にする・口にする県産品。実際に食べてみるとどれもとても美味しく、「なんで今まで知らなかったんだろう」と驚きの連続でした。

県産品で一番感動したのは、常磐もの(茨城〜福島沿岸でとれる魚介)を代表するお魚「メヒカリ」の唐揚げ。その中でも、福島県漁業協同組合連合会が販売している「めひかり唐揚げ」は、衣がすでについているので、冷凍のまま油で揚げるだけで、ふわふわサクサク!とても美味しい唐揚げになります。揚げ物が苦手な私でも簡単に調理ができ、しかも油は少量でOK。手軽さと美味しさに、友人にもすすめたほどです。

ふくしま市場で取り扱い中

“福島にはこんなに美味しい食べ物がたくさんあるんだ”――入社当初の私は、その発見の一つ一つに驚き、少しずつ魅力を実感していきました。
また、日々の業務の中で事業者の方々と直接お話しする機会もあり、その優しく温かい人柄に触れるたびに、励まされ、助けられていると感じます。こうした出会いもまた、私が福島を知る大切なきっかけになっています。

アンテナを張ることで得られた学び

そうした経験を通じて少しずつ意識するようになったのが、日常の小さな変化や情報に目を向けることです。出勤途中に駅で見かけたポスターや広告、会話の中で耳にした地名や食材、SNSで流れてきた福島の話題…。東京にいるからこそ、そうした小さな気づきを拾い集めて発信につなげることが、自分にできる役割だと感じています。

意識するようになってから、“福島”という言葉が自然と耳に入るようになりました。小さなことでも「これは何だろう?」と調べてみる。そうするうちに現場のスタッフや生産者の方との会話でも理解が深まり、「自分の言葉で発信できる実感」が少しずつ育っていったように思います。

きっかけは日常に溢れている

思いがけない体験となったのが、駅ナカで見つけたユニークな壁をXに投稿した時のことです。たまたま立ち寄った際に目に留まったものを「面白いな」と思って気軽に投稿したところ、思っていた以上に多くの方から反応をいただきました。
「今週福島行きますよ〜!」といったコメントも寄せられ、ちょっとした投稿が会話や行動のきっかけになることを実感しました。意図して作り込んだ発信だけでなく、何気ない発信でも人の目に留まり、どこかの誰かに届くのだと強く感じた出来事でした。

商品の魅力をどう伝えるかを考えることはもちろん大切です。「誰に届けたいか」「どんな見せ方がわかりやすいか」と悩む時間は欠かせません。しかし、時には肩の力を抜いて、意図しすぎないことも必要なのだと。

気軽に、そして素直に発信した小さな出来事が、意外と多くの方に届くこともあるのだと感じています。

おわりに
日々アンテナを張って小さな発見を積み重ねながら。
そして、それをきっかけに福島を知っていただき、少しでも多くの方に魅力が届くように。
私自身、ただ情報を届けるだけでなく、福島に興味を持ち、実際に行動してもらえるようなきっかけをつくりたいと考えています。特に、私のように「福島についてなんとなくは知っているけれど、実際の魅力にはまだ触れていない」という方々に向けて。
そんな思いで、これからも新しい発信に挑戦しながら、福島の魅力を丁寧に届けていきたいと思います。

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