ルーチンを越えた先に、ECの面白さは隠れている。

新入社員の遠藤です。

4月、新しい環境で一歩を踏み出した方も多い季節ですね。
私も入社から少しずつ業務に馴染んできましたが、最近、画面越しに向き合うECという仕事の「奥深さ」を、ある意外な瞬間に感じるようになりました。それは、マニュアルの外側にある「想定外の依頼」に直面したときです。
「効率」の先にある、泥臭い「提案」。
EC業務の基本は、正確さとスピードです。商品登録、在庫管理、テンプレートに沿ったメール対応etc…。
入社当初の私は、こうした定型業務をミスなくこなすことが「100点」だと思っていました。
しかし、現場に流れる時間は、決してマニュアル通りには進みません…。

例えば、取引先から不意に飛び込んでくる、こんなリクエスト

「社内販売で使いたいから、特別なリストを作ってほしい」

「キャンペーンの景品にしたい。この予算感で、ラインナップを提案してくれないか?」

正直に言えば、最初は「これは自分の担当範囲なのだろうか?」と戸惑い、

手が止まることもありました。

ですが今振り返ると、これこそが「作業をこなす人」から「商いを考える人」へと成長する転換点だったのだと感じています。

欠品という「ピンチ」を「信頼」に変えるまで

特に印象的だったのは、急な欠品への対応です。
単に、「在庫がありません」と断るのは簡単かもしれません。
しかし、そこから一歩踏み込んで、代替案を考え、お客様がその商品で解決したかった「悩み」に寄り添う説明を尽くすこと。
その過程で初めて、商品の背景や価値を深く理解する必要性を感じました。こうしたイレギュラー対応は、一見すると非効率です。
しかし、日々対応に追われる中で感じるのは、その一つひとつの試行錯誤が、商品知識を「情報」から「生きた武器」に変えていくということです。

また、事業者の方々とのやり取りを重ねる中で、関係性も少しずつ深まっていくのを実感しています。

ECは、世界で一番静かな「接客業」

振り返れば、想定外の事態に直面するたび、自分の視座が一段と高くなるのを感じています。ECは裏方の仕事に見えますが、その本質は「世界で一番静かな接客業」です。
お客様の顔が見えないからこそ、行間を読み、迷いを先回りして解消する。
そのための判断力や提案力は、テンプレートの中には用意されていません。イレギュラーな依頼を「面倒な仕事」と捉えるか、「自分を成長させるギフト」と捉えるか。
世界中を飛び回る社長のダイナミックな活躍にはまだ及びませんが、画面の向こう側にいるお客様一人ひとりの期待に応えることで、自分なりの視野を広げていきたいと考えています。
小さな改善の積み重ねが、継続的に選ばれる存在をつくる。まだまだ修行中の身ですが、目の前の「想定外」から逃げず、一つひとつの対応を自分の力に変えていきたい。
その積み重ねの先に、お客様の満足があり、会社の成長があると感じています。
そうした日々の積み重ねを大切にしながら、今日も業務に向き合っています。

まとめ
本稿を通じてお伝えしたかったのは、EC業務は単なるオペレーションではなく、
状況に応じて価値を再構築していく仕事であるという点です。
定型の積み重ねだけでは辿り着けない領域にこそ、本当の面白さと成長の機会が潜んでいると感じます。想定外の依頼やトラブルに直面した際に、立ち止まるのではなく、一歩踏み込んで考え抜くこと。
その積み重ねが、結果としてお客様満足や信頼関係の構築に直結すると実感しています。今後も日々の業務の中で視野を広げ、自ら価値を生み出せる存在へと成長していきたいと考えています。