みなさんこんにちギョ。ドローン事業部の植木です。
先日、ロンドンで開催されたOceanology International 2026 に出展してきました。
2026年は、CES(ラスベガス)から始まり、Singapore Airshow(シンガポール)、そして今回のOceanology International(ロンドン)と、海外展示会ラッシュのスタートになっています。
ありがたいことに、CESではイノベーションアワードも受賞し、その流れで「ARIVIA」をさまざまな国・分野に持っていく機会が増えてきました。今回の展示会は、その中でも少し特別で、エンターテインメントから“海洋分野”へ踏み出す挑戦の場でもありました!

毎回思うのですが、海外展示会ってやっぱり特別で、雰囲気も全然違うし、「世界がどこに向かっているか」を現場で感じられる場所なんですよね。ニュースやレポートで情報は取れるけど、実際にその場に立って、展示を見て、会話して、空気を感じると、やっぱり全然違う。
今回のOceanologyは、“海洋分野に特化した展示会”ということで、これまでのCESやエアショーとは違う、「かなり専門性の高い、スペシャルな現場感」がありました。
内容が濃いので、今回は前編後編に分けてお届けしたいと思います。
そもそもOceanologyって?
「Oceanology International(OI)」は、2年に一度ロンドンで開催される、世界最大級の海洋テクノロジー展示会です。海洋観測、海洋ロボティクス、港湾インフラ、オフショアエネルギー、環境モニタリングなど、いわゆる “海に関わる仕事の最前線”が全部集まる場所というイメージが一番近いかもしれません。
実際に会場を歩いて感じたのは、「海=データを取る産業」という世界観でした。
センサー、ソナー、位置測位、ROV(遠隔操作ロボット)など、「どうやって海の中を可視化するか」という技術がとにかく多くて、めちゃくちゃ“現場感強め”の展示会です。
比較的長くこの業界に携わっておりますが、「ん?これはどう使うんだろう…?」というブースもありました(笑)


エンタメは異端だった!?
そんな展示会に、私たちスペースワンは、水上ドローン「ARIVIA」を出展しました。
(用途や性能については、これまでのブログで書いているので、ここでは割愛します)
今回の展示会は、海洋分野の専門家が集まる場で、軍事・防衛、調査、インフラ関連など、いわゆる“実務ど真ん中”の技術が中心です。


そして、正直ポジティブに…「ARIVIAさん」、かなり異色の存在でした!笑
会場に並ぶのは・点検・調査・作業といった、完全に実務用途の技術ばかり。
いわば、「どれだけ役に立つか」が問われる世界です。
そんな中で、ARIVIAのような 「光る・動く・魅せる」というプロダクトは存在しませんでした。
実際、この分野でエンターテインメントを切り口にした出展は、かなり珍しい存在だったと思います。


「これ、何に使うの?」から始まる
来場者の最初の反応は、ほぼこれでした。「これ、何に使うの?」ですよね、って思いながら説明します(笑)
ただ、ここからが面白くて。少しずつ説明していくと、空気が変わっていきます。
- 「面白い!」
- 「新しい市場になるね」
- 「他にも使えそう」
最初は“よく分からないもの”だったものが、“可能性のあるもの”に変わっていく瞬間。
この変化が、すごく印象的でした。
実際には、会期中に約300名ほどの方が足を止めて、話を聞いてくださいました。
最初は様子見だった方が、どんどん前のめりになっていくのが分かるんですよね。


そして、ここからが海外展示会の醍醐味。
想定していなかった使い方を、どんどん提案される!
- 港湾監視に使えるのでは?
- ブイとして定点観測してほしい
- 〇〇を一緒に技術開発して、海に革命を起こそう!
などなど。アイデアがその場で具体化していく感覚。これが本当に面白かったです。
Reverse Pitch Sessionに選出・登壇
そして、会期中に実施された「Technology & Innovation Pitch and Reverse Pitch Session」
国際的なステージで出展企業の中から選抜いただき、登壇の機会をいただきました。(全16社のみ)



この「Reverse Pitch」ちょっと面白くて。
普通のピッチって、企業が「うちの技術すごいですよ!」って発表する場なんですが、
これは逆で「こんな課題があります!」とニーズ側が発表するスタイルなんです。
今回、私たちが出したテーマは
- 防水性と耐久性
- 海のデータ取得
の2つ。
ただ、それ以上に伝えたかったのは「市場を創ることの面白さ」でした。
まだ正解がない領域だからこそ、
- どんな使い方が生まれるのか
- どんな価値になるのか
それを一緒に考えていくこと自体が、このプロダクトの一番面白いところだなと感じています。
登壇後には、サンディエゴ港から来られた方に「Good job!」と声をかけていただき、
そのまま名刺交換にもつながりました。正直、かなり緊張しましたが(笑)
今回の挑戦は、自分にとって本当に大きな経験であり、これからにつながる貴重な財産になりました。
書きたいことはまだまだありますが、長くなりそうなので今回はここまでにします。
後編では、海洋分野のリアルや注目企業など、さらに深掘りしていきます!お楽しみに!

