みなさんこんにちギョ。ドローン事業部の植木です。
少し遅れてしまいましたが、本年もよろしくお願いします。
さて、2026年の仕事はじめは、世界最大級のテクノロジー展示会 CES 2026(アメリカ) からスタートしました。毎年この時期にCESへ行かせていただけるのは、やっぱり特別だなと思っています。というのも、「世界がこれからどこに向かっていくのか」を、 いちばん最前線でまとめて見られる場所だからです。
しかも今年は、2年連続でのCES出展、さらにイノベーションアワード受賞と、自分で書いていても「お、おお…」となるような年でして、ビクビクしつつも、かなりワクワクしながら現地入りしました。
ニュースやレポートを見るだけでも情報は入ってきますが、実際に会場を歩いて、展示を見て、人の熱量を肌で感じると、やっぱり全然ちがいます。2026年も、そんな刺激たっぷりのスタートになりました。
今回は、そんなCESの報告をしたいと思います。

そもそもCESって?
そもそも「CESって何?」という方もいると思うので、少しだけ。
CESは、毎年1月にアメリカ・ラスベガスで開催される、世界最大級のテクノロジー展示会です。AI、ロボット、モビリティ、エンタメ、スマート家電などなど、「これから世の中に出てくる技術」が、とにかく一気に集まる場所。というイメージがいちばん近いかもしれません。
会場はとにかく広く、 1日で40km歩いたスタッフもいたほど(笑)。
英語はもちろん、中国語、フランス語、スペイン語、ロシア語…
各国のパビリオンにも力が入っており、いろんな言語が飛び交っていて、「あ、いま世界のど真ん中にいるな」と感じます。

今年は「フィジカルAI」が特に印象的
そんなCESですが、今年特に印象的だったのが 「フィジカルAI」 です。これまでのAIというと、アプリの中、画面の中、クラウドの中…
というイメージが強かったのですが、今年はそれが 「実際に動く存在」 として、目の前に現れている感覚でした。
ロボットとして動いたり、人の作業を物理的にサポートしたり、「AIが考えて、体を使って動く」世界が、もうデモ段階ではなくなってきているな、という印象です。「未来の話」というより、「あ、これ数年以内に実装しちゃうの!?」と思う展示がかなり多かったです。

個人的には、LGブース のキャッチコピー
「Zero Labor Home(家事からの解放)」 がとても印象に残りました。
・2本の可動アームと、各指が独立して動く5本指ハンド
・洗濯物を淡々とたたむ姿…
・物を「つかむ・運ぶ・置く」が当たり前にできる物理AI
将来がとても楽しみです。
…ご紹介したい展示は山ほどあるのですが、 本題は 「ARIVIA」 です。
「水上」というフィールドでの挑戦
AIが“考えるだけ”の存在から、 実際に動き、空間や人と関わる存在へと進化していく中で、私たちが挑戦しているフィールドは 「水上」 です。空でもなく、陸でもなく、水の上。
まだまだテクノロジーの活用余地が大きく残っている場所だと感じています。光や音、演出と組み合わせることで、ただの装置ではなく、体験そのものをつくる。
そんな水上エンターテインメントの可能性を、CESという世界の舞台で発信してきました。


2年連続出展、そしてイノベーションアワード受賞
今年は2年連続でのCES出展。そしてありがたいことに、ドローン部門でイノベーションアワードを受賞することができました。(半年前に資料を作っていたときの、あの必死さが一気に蘇ってきます…)

今回、受賞できた理由を振り返ると、 大きく分けて3つのポイントがあったと感じています。
①「水上をステージにする」という発想そのもの
空や陸のテクノロジーはすでに多くの事例がありますが、 水上はまだまだ手つかずの領域です。 ARIVIAは、固定設備ではなくモバイル型の水上ドローンとして、 港やリゾート、観光地、プールなど、 「水があれば、そこが舞台になる」という考え方を提案しています。 光・水・音を組み合わせて、水辺そのものを“体験空間”に変えていく。 この視点が、新しさとして伝わったのではないかと思います。
② 複数台を同期させて動かせること
アイデアとして面白いだけでなく、 「実際にどう動くのか」「どこまでスケールできるのか」 が、具体的にイメージできることも大きなポイントでした。 ARIVIAは1台でも使えますが、複数台を高精度に同期制御することで、 イベント規模から都市規模の演出まで対応できます。 “コンセプト止まりではない”という点が、 評価された理由のひとつだと感じています。
③ エンターテインメントだけで終わらない拡張性
ARIVIAは、ショー演出だけでなく、水温や水質などの環境データ取得にも対応しており、 観光、防災、環境教育といった分野への応用も視野に入れています。 「楽しい」で終わるのではなく、社会や地域にどう役立つかまで描けていること。 この“その先”が見えている点も、 今回の受賞につながった大きな理由だと思っています。
そして、おかげさまで、ブースは連日大盛況でした。
業界関係者だけでなく、 なんと日本の政治家の方や投資家など、著名な方々にも足を運んでいただき、多くの方にARIVIAの取り組みを知っていただく機会となりました。


最大の難関は英語での「ピッチ担当」
さて、今回いちばんの難関は何だったかというと、間違いなく 「ピッチ担当」 でした。
CESという世界のど真ん中で、しかも英語で、自分たちのプロダクトを伝える。
正直、プレッシャーはかなりありました。
事前に「ピッチクリニック」として、 アメリカ在住のプロのコミュニケーションアドバイザー(大好きでリスペクトしている方)から、 オンラインで構成や話し方のレクチャーを受けていたのですが……ギリギリにならないと動けない私。
うううぅ(本当に直さないといけないところ)。
アメリカに行ってから現実のヤバさを知り、寝る間も惜しんで練習。
ビクビクしつつも腹をくくって登壇し、結果的には 会期中に4回のピッチを担当しました。
『プレゼンターではなく、パフォーマーであること』日本人が苦手な分野かもしれませんが、もっともっと、製品のPRをうまくできたはず。と思うと…
また、機会があればぜひ立候補したいです!


これからも、ARIVIAの挑戦は続きます
ARIVIAの快進撃は、まだまだ続きます。
- 2月:Singapore Airshow
- 3月:Oceanology International 2026
世界に広まるエンタメを。 今年も、全力でがんばっていきます!
PS. 番外編|Japan Meetup
人と話すこと、つなげることが大好きな私。
実は今回のCESでも、「Japan Meetup」 を開催しました。

会場に選んだのは、映画 フォレスト・ガンプ がテーマのBubba Gump Shrimp Co.。
ラスベガスらしいにぎやかな空間で、出展者、関係者、初めましての方まで入り混じり、気づけば 40名規模のパーティ になっていました。展示会では、どうしても「名刺交換だけ」「立ち話だけ」になりがちですが、美味しいお酒と食事を囲んで、 肩書きを外して話せる時間って、やっぱりいいなと思います。
「参加して良かった〜!」
その一言をもらって、正直、ちょっとうるうるしてしまいました。
日本に帰国してからも、仕事でも、情報交換でも、ふとした雑談でも、なにかしらつながり続けられる関係が生まれたら、それだけでとても嬉しいです。
こういう“人がつながる場”をつくれるのも、 海外展示会の楽しさのひとつ。
来年も、きっとやります。笑

