こんにちは。
スペースワン ドローン事業部の Ooteyama です。
早いものでアッという間に2026年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願いします。
2025年の12月はとにかく現場に出動していました。
なので今回はそんな現場ニーズの背景などについてまとめてみました。
まず、「水中ドローン」と聞くと、海・ダム・港湾といった“水辺の仕事”を思い浮かべる方が多いと思います。ですが、ここ最近で水中ドローンのニーズにも大きな動きが出てきています。
今、最も強いニーズが生まれているのは “インフラ点検”の現場。
特に下水道・農業用水・雨水管路といった、暗渠・狭小・膨大な距離数を持つ設備です。
本記事では、国の方針と現場の変化を軸に、
なぜ今、水中ドローンや管路クローラーロボットが必要とされているのか整理していきます。
1.国土強靭化計画という大きな流れ
現在、日本では国土強靭化計画を背景に、全国規模でインフラの再点検・再整備が進められています。
その中でも大きな転換点となったのが、下水道の「特別重点調査」 です。
これは、老朽化が進む下水道管路に対して「どこに」「どのようなリスク」があり「どの程度の対策が必要」なのかを、全国一斉に洗い出すための調査です。


2.下水道「特別重点調査」が示した現実
特別重点調査にあたり浮き彫りになったのは、単なる老朽化だけではなく
・点検対象が 膨大
・点検できる 人材、機材不足
・従来手法では 時間もコストもかかりすぎる
という、構造的な課題が現れ、それに伴う水中ドローン点検の相談を多く頂きました。
特に深刻なのは、「今までは見られていなかった場所」がこれから “見なければならない場所”に変わるという点です。
本来、私たちは水中ドローン・クローラーのオペレータなのですが、そんな私たちにも多く相談を頂くとなると全体としては膨大な課題であると考えられます。
3.現場から聞こえてきた“課題の声”
実際に自治体や事業者の方々と話をしていると、こんな声をよく耳にします。
・人が入れる場所には限界がある
・流水・滞水があると点検ができない
これは「怠慢」ではなく、作られたインフラの数が膨大で、人が”点検”をする事を前提とした場合、限界がある課題だと感じています。
こうした課題に水中ドローンや防水構造がしっかりとした新たな管路点検クローラーに対してご相談が増えてきました。
4.ロボットは“代替”ではなく“新たな役割”

ここで大切なのは、ロボット=人の代わりではないという点。
ロボットは
・危険な場所
・単調で負荷の高い作業
・繰り返しが必要な工程
などを担えます。人が直接目視をする際の危険リスクを少なくしロボットで撮影をする。
人は 判断・計画・報告 に集中する。
というモデルケースからはじめ成果が上がってきております。
この「役割分担」こそが、これからのインフラ点検に必要な考え方と思いますしまずはできることからこうしたロボットを活用して新たな活用方法や技術を見出していくことが必要だと考えます。
5.「使い分け」を知ってもらう
管路の点検でこれまではロボット活用はクローラーロボットで 乾いた管路を長距離点検が主流でした。
それが今年の下水道特別重点調査では、クローラーでは確認ができない箇所。
潜水士が立ち入れない箇所が確認され、水中ドローンに白羽の矢が立ちました


スペースワンでも、水中ドローン(CHASING、DeepTrekker)管路クローラー(PIPETREKKER)と環境に応じた機能を持ち合わせる水中ドローン・クローラーロボットを選定。依頼に合わせたオペレーションと成果物を提出いたします。
まとめ
インフラ点検の現場は今、「人が頑張り続ける」フェーズから「人とロボットが役割分担する」フェーズへ確実に移行し始めています。
水中ドローンも、管路点検クローラーも、特別な機材ではなく、現場の選択肢の一つになりつつあります。
こうしたインフラ関連で導入・活用を検討される方は是非スペースワンへご相談ください!
次回(後半)では、
・実際の自治体案件での水中ドローン活用
・農業用水・下水でのPIPETREKKERの使われ方
など活用事例を交えたブログにする予定です。 ではまたお会いしましょう!

