「ハヤオさんを一言で表すなら?」と尋ねると、武田さまは少し考えた後に、こう答えてくれた。「うちの会社は、会津の馬肉屋です。」 長い歴史と豊かな自然に育まれた会津。その地域性こそが、ハヤオの事業の背景にある。お客様にとっても「会津=歴史と自然」というイメージが強く、商品に説得力を与えているという。
聞き手:Nozaki ライター:Nozaki

スペースワンに期待したこと、感じていることはありますか?
震災直後から、ずっと「福島の味方」でいてくださっている。これは私だけでなく、社員全員が感じていることです。もう15年近くになりますが、数々のキャンペーンや飲食店への提案を通じて、ふくしま市場で馬肉を知っていただく機会が増えました。

馬肉をめぐる地域性の違いについて教えてください。
熊本の馬肉はサシの入った部位をにんにく醤油で食べる文化が根づいていますが、会津は真逆で、赤身肉をからし味噌を醤油で溶いたタレで食べるんです。脂っこさが少なく、さっぱりした旨味が特徴です。

会津の馬刺しの特徴を知ると皆さん「それは一度食べてみたい」と興味を持ってくださる。最近はヘルシー志向も相まって“会津流”を求めるお客様が増えていて、文化の違いを超えた広がりを実感しています。
馬肉以外の商品で人気のものはありますか?
馬肉に続く定番商品として「豚肉のスタミナ漬け」があります。これは創業者の奥様が考案した漬け込み肉で、200gの小分けパックにしているので、冷凍庫から出してすぐ焼ける手軽さが人気です。家庭の食卓に自然と溶け込み、生活の中で“福島を味わう”かんたん調理が多くの方に喜んでいただける商品だと思っています。

実際の成果や広がりはどのように感じていますか?
特に印象的なのは株主優待ですね。優待で初めて商品を知り、「美味しかったから次は自分で注文したい」とリピーターになってくださる方が本当に多い。年を追うごとにその効果を実感しています。
また、企業様とのアライアンス企画も大きな後押しになっています。「福島を応援したい」という気持ちと商品が結びつくことで、単なる“食材”ではなく“想いのこもった贈り物”として受け取っていただける。これは会津の馬肉屋として何より嬉しいことです。
今後の展望をお聞かせください。
できることは一緒にチャレンジしていきますよ!!次の三年で見据えるものとして、ネット販売の強化です。自社のECサイトや大手モールでの展開に加え、これからも馬肉を主役にしながら、福島県産の牛肉やエゴマ豚、会津地鶏といった畜産品を一緒に届けることで、より豊かな“福島の食卓”を提案していきたいと思っています。
ネットshop 会津29屋 https://29ya.shop-pro.jp

最後に、御社のPR、ひとことメッセージを!
会津に根ざす「馬肉屋」としてこれからも地域の歴史と自然が育んだ食の魅力を伝えていきたい。
「福島は発信力こそ弱いですが、本当に良いものがたくさんあるんです。少し目線を変えるだけで、新しい発見に出会えるはずです。」
ぜひ、会津に足も運んでいただいて、食の文化を味わっていただきたいです。


株式会社ハヤオ(神指営業所・郡山営業所・横浜営業所)は、 「ISO22000」を取得しています。
※「ISO22000」は、HACCPの食品衛生管理 手法をもとに食品安全のリスクを低減し、より安全な食品提供を可能にする、食品安全マネジメントシステムに関する国際規格です。
インタビューを終えて
ふくしま市場をはじめ、販路や発信の場を共に築く中で「自分たちも努力して商品を磨き、来年はさらに新しいものを提案していきたい」と語る武田さんの表情には、信頼と未来への決意が宿っていました。
>ふくしま市場での販売商品一覧はこちら
会社概要
企業名 :株式会社 ハヤオ
代表者 :代表取締役 早尾 武章
住所 :福島県会津若松市花春町6-6
事業内容:食肉製造販売およびそれに付随する事業
Website: https://www.hayao-029.com/