ちょいワル桃が大人気!福島の桃が東京から世界へ

2025年7月23日(水)~29日(火)、大丸東京店の地階ほっぺタウンで「ふくしまの桃販売会」を開催しました。
この販売会のきっかけは、2022年に福島県を襲った雹害。福島県は全国第2位の桃の産地であり、主力品種「あかつき」は県内生産の半数以上を占めています。
18市町村で779ヘクタールの被害、12億8千万円の損害。そんな状況の中で誕生したのが“ちょいワル桃”。
通常は贈答用が並ぶ百貨店で、あえて「訳あり桃」を販売する挑戦でした。当時は雹で傷ついた桃の販売でしたが翌年からは表皮の色ムラ、キズ、形が不揃いなどで贈答用にできないが味は一級品!そんな“見た目ワルだけど中身ピカイチ”をユーモアに表現したのが“ちょいワル桃”です。

2025年JR東京駅八重洲北口側 大丸東京店の大型サイネージ

ちょいワル桃の人気

「見た目は気にしない、味は格別」。 シュガースポットや小さな傷がある“ちょいワル桃”は、その美味しさで年々、ファンを増やしているのです。“ちょいワル桃”を買うために長い行列ができたり、今日の桃はなんですか?(品種)、まだありますか?と尋ねるお客様がたくさんいらっしゃいます。私たちは桃について知らず知らず詳しくなり、お客様にも安心していただいております。

お客様の声
・「去年も買って美味しかったから、今年も来た」
・「ここでしか買わない」
・「SNSで話題を見て、来ました。やっと買えました」

2022年の雹被害桃
雹害の説明
2025年店内の賑わいの様子

プレミアム桃への挑戦

2025年は新たな挑戦として「プレミアム桃」を販売。
土づくりや栽培法にこだわる農家の大玉で整った桃を、専用BOXに入れて贈答用として提案しました。

「ちょいワル桃が美味しいなら、プレミアムはもっと美味しいに違いない」 そんな期待のもと、多くのお客様にお買い求めいただきました。甘さよし!形よし!色づきよし!と三拍子揃う選ばれしプレミアム桃は、私たちの説明いらずで売れていきました。今回の企画で制作したオリジナルパッケージも「きれい!」「贈り物にしたい」との声も多く、ギフト需要にもつながりました。

2025年販売会場の様子

東京から世界へ

販売会には、テレビやチラシを見て訪れる人、昨年の味が忘れられずリピート購入する人も多数。
特に印象的だったのは、昨年箱ごと購入したシンガポール在住の方が「大丸でのフェアに合わせて帰国した」と語ってくださったこと。

“福島の桃が世界を動かす”
その力を強く感じられる瞬間でした。

編集後記
「ちょいワル桃」は単なる“訳あり”ではなく、農家が丹精込めて育てた桃を無駄にせず届ける取り組みです。
私たち販売企画部はこれからも「ふくしま市場」を通じて、福島の桃の魅力を全国・世界に発信していきます。
そしてふくしまの桃の販売は9月末まで続きますので「ふくしま市場」をチェックしてください。
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